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コラム

工場・倉庫建設のプロが語る!失敗しない建設会社選びのポイント

工場や倉庫の建設は規模により数億円を越える大きな工事です。そんなプロジェクトを支える建設会社の選定について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では工場・倉庫の建設における建設会社選びのポイントをご説明します。

1.信頼できる業者かの確認

施工実績を確認する

まず、施工実績の掲載がある業者を選びましょう。過去の施工実績は、その会社の実力や信頼性を客観的に評価するための貴重な情報源となります。ご計画の建物と、建物用途や物件規模が類似している物件を選び、完成度をチェックすることがポイントです。

お客様の声を確認する

建設会社の信頼性を確認するもう一つの手段はお客様の声をチェックすることです。 顧客の声からは、その企業の工事品質や対応力を知る事ができます。建設会社のホームページやパンフレットなどを閲覧し、実際の顧客の体験談や評価、満足度やクレーム状況を確認しましょう。

2.費用感が合うかの確認

複数社で相見積もりを取る

業者選定の際には複数社から見積もりを取ることも手段の一つです。それぞれの見積もりや提案プランを比較することで、各社の価格や提案力を把握することができ、自社のニーズに最も適した業者を選択することが可能となります。

また、最初から1社に絞る場合は時間や手間を掛けずプラン打ち合わせに集中できますので、相見積りせず1社とやりとりすることもまた手段の一つです。

なお、鉄骨造と木造どちらの構造が得意な業者なのかを押さえておくとより費用感に合った業者を見つけることができるでしょう。

見積もり項目・条件のチェック

建設会社から提出される見積もりの内容を比較する場合、見積もりに含む項目と含まない項目が会社によって異なる場合があります。合計金額のみで判断するのではなく、設計料や地盤調査費、基礎工事費、設備費、消費税などの項目がどこまで含まれているかを確認したうえで比較を行いましょう。

また、極端に安価な見積もりには警戒が必要です。あまりに低価格な場合、品質や工期に問題が生じる可能性があります。安全な建物を施工できる適正価格の業者を選びましょう。

なお、近年は資材高騰の影響で建築費が以前より高くなる傾向にあります。これまでに同じような工場・倉庫を建築された経験がある方は、その頃と同じ感覚で見積もりをとると以前より高い単価に驚くかもしれません。

3.対応力の確

コミュニケーションの確認

建設会社とのプラン打ち合わせの際、その会社のコミュニケーション力から信頼性が見えてきます。お客様が建物のイメージや要望を伝えやすい環境であるか、そしてお客様の希望をどこまでプランに反映できているか、もしくはお客様の立場に立ってメリットのある提案ができているかをチェックし、より信頼性の高い会社を選定することが重要です。なお、営業担当者との信頼関係も大切なポイントです。信頼できる担当者とこまめに円滑なコミュニケーションを取ることでトラブルを防ぎ、建築プロジェクトの成功に繋がります。

提案力の確認

提案されたプランの内容をよく確認しましょう。工場の場合、食品や精密機器といった扱う商品により、工場に求められる性能や特徴が業種ごとに異なります。倉庫の場合も扱う商品により求められる耐荷重や間口などの条件が変わります。そういった専門性やオリジナリティにどこまで対応できるかがポイントです。また、外観や内観デザインの意匠性も納得のいくプランを考えてくれるところがオススメです。特に、設計施工部門が内在しているタイプの業者であれば、スムーズに専門性の高い提案となるうえ、打ち合わせ時においてもお施主様と建設会社とのコミュニケーションがより円滑になり、良い対応が期待できます。

また、提案内容が希望通りであるかだけでなく、着工時期や施工にかかる期間=工期、支払いのタイミングも必ずチェックしておきましょう。

このようなポイントを確認しつつ、安心してプラン作成や施工をお任せできる建設会社に依頼することが重要です。

アフターフォローの確認

建物は建てて終わりではありません。建物にはそれぞれ耐用年数があり、どんなに頑丈な建物でも年々劣化するものです。建築後に誠実なアフターフォローがある建設会社には、建物に不調があった際に修繕の対応を依頼することができます。建物保証の基準や条件は会社により異なりますので、より良い保証をしてくれる会社を選びましょう。事前にアフターフォローの条件をチェックしておくことが重要です。

 

4.地域特性に対応しているかの確認

施工地域の環境条件への適応

建築工事は施工地域により条件や条例が異なり、それぞれの地域の条例に合わせた建築プランを作成する必要があります。近隣に施工事例がある建設会社はその施工地域のノウハウがあり、スムーズにプラン提案や施工ができる場合があります。また、施工地域の近隣の会社を選ぶと何かあった時にスタッフがすぐ現場に駆けつけることができ、より小回りが利くといったメリットがあります。さらに、地元企業を選ぶことで地域経済の活性化に貢献し、地域の発展にも繋がります。

地域や近隣への配慮、対応の確認

建築工事は長期間にわたり音や振動が発生するため、近隣の方に少なからず影響を与えます。建設会社が近隣への配慮やクレームに対する対応を怠ってしまうと、お引き渡し後に建物を使うお施主様が近隣トラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。近隣に対しどういった対応を行っているかを事前に確認しておくことが重要です。

5.最終決定の前に考えるべきポイント

建設会社の最終決定には、慎重な比較検討が不可欠です。各社を総合的に評価し、それぞれの利点や欠点を考慮することで最適な建設会社を選定しましょう。

また、建設のための土地探しや、建築後の建物管理を検討している場合は、それらを一括(ワンストップ)して行うことができる建設会社を選定することで、お施主様の手間を最小限に抑える事ができます。

6.まとめ

工場や倉庫の建設は巨額の費用と数年に渡る長い期間を要する大規模なプロジェクトであり、建設会社の選定はプロジェクト成功に直結する重要なステップです。信頼性、費用感、対応力、地域特性への適合性など様々な観点からの検討が必要です。

まずは各建設会社のホームページやパンフレットから施工実績や顧客の声をチェックし、良い建設会社にプラン提案と見積もりを依頼しましょう。そして見積内容や対応力を確認し、最後は総合的な比較検討から最適な建設会社を決定しましょう。 建築について何かわからないことや相談したいことがございましたら、埼和興産にお問い合わせください。業界に精通したスタッフがお施主様のお悩みを解決いたします。無理な営業はございませんので、お気軽にご連絡ください。

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