今日は、少しだけ季節の変わり目の話を。

写真に写っているのは、秋晴れの空と、静かに呼吸するみたいに寄せては返す海。
真夏のギラギラした青さとは少し違って、どこか落ち着いた、澄んだ色をしています。

砂浜に立っていると、波打ち際からふわっと潮の香り。
吹いてくる風は、もう「涼しい」を通り越して、少しだけ頬に冷たさを感じるくらい。
手すりに触れたときの、ひんやりした金属の感触にも、季節の移ろいを覚えます。

夏のあいだ賑やかだった海も、今は人の姿がまばらで、
波の音と風の音だけが、途切れなく耳に届きます。
こうして静かな海を眺めていると、
過ぎていった夏の出来事や、これから迎える季節のことを、
ゆっくり振り返る時間が持てる気がします。

暑さに追われていた頃とは違って、
少し冷たい海風の中で飲むホットコーヒーが、やけにおいしく感じられたり。
同じ海なのに、季節が変わると、見える表情も、感じる空気もこんなに違うんだなと、
改めて気づかされます。

みなさんは、この秋、どんな風景の中で季節の変化を感じていますか？

KK